用賀のホリスティック治療動物病院、アコホリスティックベットケア

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2023.07.05

7月の養生

朝晩もモワッと蒸し暑く、暑がりの子や北国原産の犬猫たちにとってはクーラーが切れない気温になってきましたね😓

この季節、特に気をつけているのは熱中症だと思います🔥


ご存知の通り🐶は皮膚で汗💦かけませんので、浅速呼吸(口を開けてハッハッという呼吸:パンティング)で水分を蒸散させて体内の熱を逃がしています♨️

ところが体内の水分💧が足りていないと、うまく熱を逃すことができずに熱中症の危険が高まるので、毎日たっぷりと水分補給をすることがとても大切です。

一方、食事相談で「あまり水を飲んでくれない」とよく相談されることも多いですので、今回は水分補給の方法をいくつかご紹介しますね。


🌟ドライフードよりウェットフードや手作りごはん

ドライフードは保存性を高めるため、水分が10%以下に調整されています。飲水量が少ないと慢性的に軽い脱水状態を起こしやすいため、缶やパウチなど水分の多いお食事にした方が無理なく水分が摂れます👍ドライフードをお水やぬるま湯でふやかしたり、手作りごはんの場合は水分を多めに入れてあげましょう。


🌟おいしいスープ

お水をあまり飲まない子も、風味のついているスープならたくさん飲んでくれるかもしれません。

お肉🍖やお魚🎣の茹で汁を冷まして飲み水の代わりにしてみては👌アサリやシジミには薬膳で解熱の働きもあるのでおすすめです。ご家族に貝のお汁を作る時、お味噌や塩を入れる前に🐶🐱の分を取り分けておきましょう。いずれも味付けは不要です。

また、無糖ヨーグルトや牛乳、犬用ミルクを好む子はお水で薄めて飲んでもらう方法も。

(牛乳・乳製品でウンチがゆるくなる子は避けましょう)


🌟スープをゼリーにする

スープをゼラチンで緩めに固めて、細かくクラッシュしてご飯に混ぜてあげると食べる水分補給になりますし、飲み込む機能が落ちている子やシニアさんたちにも食べやすい方法です。鳥の手羽などで煮こごりを作っても良いですね(硬い骨は取り除きましょう)。


🌟氷のキューブにおやつを入れる

特に暑い日には、冷たいおやつでクールダウン❄️

製氷皿にお水やスープを入れて、中に茹でたお肉など大好きなおやつを入れて凍らせましょう。氷を舐めたりかじったりて水分補給しながら、おやつを取り出すことに夢中になります。

ただし、丸飲みしないように注意⚠️

また、お腹が冷えやすい子は消化機能が落ちたりウンチがゆるくなることもありますので、量を少なくしましょう⚠️


また、6月の養生でお伝えした、湿気をためやすい「痰」の🐶🐱は水分のとりすぎで調子を崩すこともありますのでほどほどに😅


どの方法を好むかは個人差があるので、色々試してみてくださいね。人も🐶🐱も水分補給をしっかりと、元気に暑さを乗り切りましょう!


獣医師

春木英子


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