News お知らせ
2023.06.02
6月の養生
台風🌀が近づいてきて大雨☔️になっていますね😥各地に被害が出ない事を祈ります。
梅雨の時期はお散歩もしづらく、人も🐶🐱も気が滅入るジメジメした季節ですが、野生動物や植物たち にとっては恵みの水分🌱となるので長雨もある程度は必要なのでしょうね・・・
今までの季節の養生でも気候が体と心に影響することをお伝えしてきましたが、湿度の高さも体調不良の原因となり得ます😱
体に溜まった悪さをする湿気のことを東洋医学では「痰(たん)」と言い、AKOの診療報告書に「痰湿」と書かれている子たちはまさに、体の中に「痰」が溜まっている状態ということです。
この状態になると以下のようなことが起こりやすくなります。
🔹頭痛
🔹体のだるさ
全身が重だるいような、動きたくない感じ。
🔹むくみ
🔹関節痛
関節に持病がある子やシニアさんたちには関節の腫れや痛み、曲げ伸ばしのしづらさ。
🔹皮膚トラブル
体の表面に出る場合はドロドロ、ジュクジュクしたまさに湿気が多いような皮膚病や、外耳炎など。
「痰」が消化器に影響すると
🔹食欲不振や吐き気、下痢
毎年この時期になるとウンチが緩くなる、繰り返し下痢をしやすいという子も多いです😿
東洋医学では、毎日の食事🍴が「気」を作り出す原料となるので、消化器が整っていないと良い気が作り出せずに体の様々な機能や臓器に問題が波及していきます。早めに対処してあげたほうが良いですね❗️
【おうちでのケアポイント】お部屋の除湿を心がけましょう。
エアコンの除湿機能を使う方が多いと思いますが、除湿と同時に室温も下がりやすいので、体が冷えやすい子がいるお部屋では暖かい場所も作ってあげましょう。
【お食事のケアポイント】
消化器は冷えると働きが落ちますので、お腹が弱い子には冷たいもの❄️や生食(生の食材)は控え、人肌程度に温めてあげたほうが良いでしょう。
薬膳では「痰」を排除する「化痰(けたん)」の食材として、えのき茸、かぼちゃ、水菜や、海苔、もずく、ワカメなどの海藻類も良いと言われていますが、「痰」の症状はしつこく長引きやすい性質もあるので、漢方🌿💊を使ったほうが早い回復が見られると思います✨
また、整腸作用のあるサプリメントを併用するのもお勧めしています🌟
【プラスアルファのケアポイント】
意外かもしれませんが、消化器疾患には鍼も効果が高いです。おうちの子にお心当たりがあれば、お気軽にクリニックにご相談くださいね😃💕
獣医師 春木英子