News お知らせ
2022.09.30
10月の養生
朝晩の空気がひんやりする季節になりました。
今まで熱中症を気にしてお散歩時間を短くしていた子たちも、ようやく気持ちよくお散歩ができますね🐾
秋、特に10月の養生ポイントは「燥」です。
ジメジメと暑い夏の空気から湿度が低く乾いた空気に変わってきますので、養生のテーマは
「乾燥から体を守る」こと。
東洋医学では、秋に関係が深い器官は「肺・呼吸器」(咳、声枯れ、鼻詰まり、喘息、気管支炎など)、「大腸」(便秘)、「鼻」(鼻づまり、鼻水)「皮膚」(フケ、乾燥による痒み)と言われています。
これらの器官が弱い子たちは、お部屋で加湿器をつける、冷たく乾燥した風に長時間あたらないなどケアしてあげましょう。
また、クリニックにいらしていただければ体質に応じて鍼治療や漢方の処方もできますし、お家でできる指圧やマッサージなどをお伝えいたします👍
夏の間に開放的になっていた気持ちと体を閉じて、来るべき冬に備えて、収穫したての新鮮な食べ物🍂🌰や自然の気持ち良い空気🍁をたくさん取り込むのも大切です。夏の暑さにより「気」を消耗して疲れやすさが続いている場合も、秋のうちに回復しておくと良いですね。
秋にお食事に加えたい食材も色々あります。
乾燥した呼吸器や肌を潤わせる「潤肺」の食材
・山芋・きくらげ・春菊・ズッキーニ・柿・梨・りんごなど
夏の暑さが体の中から抜けきらない場合は「滋陰」の食材
・黒ごま・ニンジン・ブリ・鴨肉・卵・ヨーグルト(無糖)など
柿、梨、りんごなどの果物はほんの少しおやつとしてあげる程度に。
そのほかの食材は、いつものフードにトッピングとして加えてあげましょう。
量やあげ方などには個体差がありますので、詳しくお知りになりたい方はクリニックまでお問い合わせください😃
獣医師 春木英子